眠りにとって枕の高さはとても重要です。
肩こり、いびき、頭痛、腰痛などは枕の高さが合っていないのかもしれません。
理想的な枕の高さというものがあれば知りたいですよね!
自分に合った枕の高さの測り方や調整方法など、枕の高さに関することをいろいろご紹介させていただきますので、自分にとって最高の枕の高さを見つけてください。
一般的な枕の理想的な高さとは
理想的な枕の高さには諸説ありますが、私が個人的に納得しているのが「立っているときの姿勢がそのままキープできる寝姿勢」というものです。
背骨はS字を描いているのでちょうど後頭部から肩にかけての曲がった部分が、ぴったり納まるような状態が理想的な枕だといえます。
首から肩にかけて隙間ができないように固定してくれる枕が理想の枕です。
後頭部が高すぎるとS字が真っ直ぐになってしまうので、気道が圧迫されていびきをかきやすくなります。
後頭部が低すぎるとS字が曲がりすぎてしまい、頭の方に血液や老廃物が溜まりやすくなり頭痛がしたり顔がむくんだりしてしまいます。
でも人は寝返りをしますよね。
私なんかは寝相が悪いようなので(笑)基本は仰向けでも、横向きで目が覚めたり、仰向けなのか横向きなのかよくわからない微妙な体勢で目が覚めることもあります。
なので快眠のためには仰向けでも横向きでもベストな高さが必要です。
理想的な枕をゲットするにはどうやって計測するといいのでしょうかー?
自分にとって正しい枕の高さの測り方
まずは簡単な測定法をご紹介します。
誰かに手伝ってもらった方が正しく測れるので、仰向けと横向きの両方を手伝ってもらいましょう。
仰向け寝
1、壁際にリラックスした状態で背筋を伸ばして立ちます。
2、肩甲骨が壁につくくらいにします。
3、首の一番壁から離れた部分と壁の隙間を測ります。
仰向けで寝たときこの隙間がすっぽり埋まるような枕が理想の枕です。
この高さが枕にとって必要な高さとなります。
一般的な目安としては女性で3cm男性で4cmくらいですが、もちろん個人差があるので実際に寝た状態で枕の高さを確認してください。
寝た状態で枕の高さが先ほど計測した数値と同じであれば、仰向け寝の場合その枕の高さは正しいといえます。
次に横向きの場合です。
横向き寝
横向きの場合は、背骨が真っ直ぐになるのが理想です。
敷き布団と平行になるような高さが必要なので、肩幅の高さが理想の高さとなります。
横向きになったとき、頭が真っ直ぐになっているか見てもらってください。
自分でチェックする場合は、まず両腕を閉じて胸でクロスさせます。
そのままの状態で横向きで寝てみてください。
頭から胸まで真っ直ぐになっていればちょうどいい高さです。
鏡を置いて確認するので良いでしょう。
感覚としては肩が潰れているような感じや、頬が圧迫されているような感じがするときは、高さが合ってない可能性があります。
ほとんどの場合は仰向けで寝ているときの方が低く、横向きの場合はそれよりも高い枕が正しい枕の高さとなります。
ではどのように調節するといいのでしょうか?
仰向けと横向き、高さの調整はどうする?
仰向けで寝つく人でも朝起きたら横向きだったっていうのはよくあります。
人は寝ている間に20回くらい寝返りをするといわれています。
せっかく仰向けでピッタリの高さにしても、横向きで疲れてしまっては意味がありません。
ではどうしたらいいのかー?
・枕の左右の高さを変える
枕の真ん中で仰向けで寝ると考えると、横向きになったら頭は枕のどちらかに寄りますよね。
横向きの方が枕の高さが高いのが理想なので、これだとバッチリなのではないでしょうか。
バスタオルなどで調節するのも良いですが、最初から仕切られていて、高さを調節できる枕も売られています。
◎東京西川 枕 洗える 睡眠博士 首肩フィット 仰向け寝が多い方向け ソフトパイプ 高さ調節可能 アーチ型形状 やわらかタッチ 高さ
◎東京西川 枕 医師がすすめる健康枕 もっと横楽寝 高め 高さ調節可能 アーチ型形状 コラーゲン加工
このような枕が高さの調節ができて左右が少し高くなっている枕です。
・敷き布団との相性とタオル調整について
敷き布団やマットレスなどもそれぞれクッション性が違います。
実際に寝てみて判断するのが一番正確ですが、大まかな目安としてクッション性が高いものは1cmくらい低い枕を、逆にクッション性がない場合は1〜2cmくらい高い枕が合うようですね。
高さの調整は枕を変えなくてもできますよ♪
枕が高いと思ったら肩の下の部分に、そして枕が低い場合は枕の下か上にタオルを置くことで簡単に調整ができます。
但し、枕も敷き布団、マットレスも時間が経つとクッション性が失われていきます。
最近寝付きが悪い、首が凝るなどを感じたら取り替え時かもしれません。
・オーダーメイド枕を使う
店舗に行って実際に計測してもらうことで、正確な高さがわかります。
一度計測してもらうのもひとつの方法ですが、体型も変わるし枕も劣化します。
効果がなかったという口コミも結構あり、お値段を考えると個人的には微妙な気がします。
・手作り玄関マット枕
えっ?玄関マット!?
と思うかもしれませんが、以前NHKガッテン!で放送された手作り枕です。
快眠を考えた枕だそうなので、ぜひお試しください。
必要なものは60×90cmくらいの玄関マット(毛足が短く裏地がついたもの)と固めのタオルケットです。
玄関マットの代わりに固い座布団でもOKです。玄関マットをZ状の三つ折りにして、その大きさに合わせてタオルケットを重ねてください。
肩口まで当てて仰向けになって、首の圧迫感や首の違和感などを確認して調節します。
最初は苦しくない高さで大丈夫です。次に手を胸のところでクロスして膝を立てて寝返りをしてみてください。
横向きになったときに背骨が真っ直ぐになるように高さを合わせていきます。
スムーズに寝返りがうてたらまた仰向けになって微調整をしていきます。
一番しっくりくる高さになるまで根気よく調節すると良いそうですよ。
この方法を紹介してくれた山田朱織院長は、寝返りがしやすい固めの枕を推奨しています。
好みもありますが、固めの枕、試す価値がありそうですね。
まとめ
私の場合、枕の高さが合っていないことはわかっていましたが、高さの調節をするのはとても難しく、途中で面倒になってしまいました。
未だに正しい高さがわかっておりませんが(笑)高さを変えるとまず間違いなく寝違えます!
微調整をするにも変えるたびにしっくりこない状態が続き、結局はタオル枕で試行錯誤の結果一応落ち着いています。
でもたぶん合っていません(笑)
今回測り方をしっかり学んだので、タオル枕でまたいろいろと調整し直してみます。
迷宮入りだった私の理想の枕探しに、小さいですが光が差し込んだような気がします!
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