その枕、何年使ってますか?枕の買い替えどきと寿命の判断について

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以前ご紹介させていただいた”枕の素材”の記事で、枕の寿命についてはざっくりと耐用年数の記載をしておりますが、今回はより深く枕の寿命についてご紹介させていただきます。

 

※枕の素材についてはこちらの記事をご覧ください。

枕の素材の選び方!パイプ?低反発?種類ごとの特徴を比較して検証

 

枕の買い替えどきって、悩みますよね。
自然に少しずつ劣化していくので、寿命に気づかないことが多いと思います。

いつ買ったのか、どのくらい年数が経ったものなのかも私なんかは全く覚えていないので、見た目で判断しにくい枕は取り替えどきに迷います。

枕を交換するときは、首や肩になんらかの異常を感じたり、見た目が明らかに変形した、といったときが多いのではないでしょうか。

できれば体に支障が出る前に寿命に気づきたいものです。

そこで今回はいろいろな枕の寿命、買い替えどきなどについてまとめてみました。

羽毛や低反発、マニフレックスなどの高級枕やロフテーといったオーダー枕などは、どうなったら買い替えどきなのでしょうかー。

 

目次

枕の寿命とは?寿命がきたらどうなる?

枕の寿命の前に、人間の頭の重さをご存知でしょうか?
実は体重のおよそ8%もの重さがあるんです!

体重50kgなら4kg、60kgなら約5kgが頭の重さになります。
お米の5kgって結構重いですよねぇ。

その重さを支えているのが「首」なんです!

 

立っているときに首の負担が抑えられるように、頚椎はS字にカーブしているので、本来はそのカーブを描いたまま寝るのが負担がかからない寝姿勢だといわれています。

寝ているときに、首のS字に曲がった隙間を埋めてくれるのが枕の役割です。

枕の寿命がくると反発力や柔軟性がなくなってしまい、この隙間を埋めることはできません。
そのままの状態で枕を使い続けると、首への負担が多くなり首や肩のこり、それに腰痛などを起こすこともあります。

そうなる前に枕の寿命をきちんと見極めることが大切なんですね。

 

枕の種類別の買い替えどきの目安とは

 

枕の種類によっておおよその目安というものはありますが、使う環境や時間、体重などでも違ってきます。

また安価な枕はすぐに潰れてしまう傾向にあり、それなりのお値段の枕はへたりにくい、ということもあります。

ではどうなったら買い替えどきなのかを、素材別にみてみましょう。

 

・パイプ素材(寿命3〜5年)

パイプが潰れてしまったら寿命です。
が、わかりにくいですよね。
ボリュームがなくなってきたかな?と思ったら買い替えどきです。
長年使えるので枕の生地が傷んだり、汚れが目立ってきたときも交換どきかもしれません。

・そばがら(寿命1年)

そばがらが潰れたりそばの粉が出てきたり、虫がついてしまったら寿命です。
寿命は1年ですが、こまめにそばがらを取り出して天日干しさせると長持ちします。

・コルマビーズ(寿命4〜5年)

ビーズが出てきたり、外側の生地が伸びてしまって形が整いにくくなったら買い替えどきです。
またとても小さなビーズですが、寿命が来ると潰れてしまうので、ボリュームがなくなったと感じたら交換どきです。

・極小ビーズ(寿命1〜5年)

人気の高い「王様の夢枕」などの素材ですが、ビーズが動きやすいためビーズそのものより、ビーズを入れている生地の方が傷みやすいです。
生地が破けてしまったり伸びてしまったときなどが買い替えどきになります。

・ポリエステルわた(寿命1〜3年)

使っているうちにへたってきて、高さがなくなっていくので「低くなったなぁ」と感じたら買い替えどきです。
徐々に低くなっていくので実感もあまりないかもしれませんが、押してみて沈みが悪かったり、戻りが悪くなっていたら寿命かもしれません。

・低反発ウレタン(寿命1〜3年)

潰れたまま復元しにくくなったら買い替えどきですが、これがなかなか難しいです。
使って1年も経つと最初の反発力など忘れてしまいます(笑)
私はテンピュールという値段の高い枕を買ってしまったため、ブランド名に安心しきって長期間使い続けて肩こりを起こしてしまいました。
また低反発枕はそれぞれ復元力ややわらかさも違うので、こうなったら寿命です!とはいえないのも判断が難しいところです。
自分の感覚か、使用した年数で判断するしかなさそうですね。

・高反発(寿命2年〜)

高反発枕は反発力の高い枕で、低反発に比べて硬さがありしっかりと首筋を支えてくれます。
小さな気泡が密集したウレタン素材でできている低反発とは違い、天然ゴムが原料のラテックス素材などを使っています。
素材によっても寿命は違ってくるようで、「めりーさんの高反発枕」だと10年、マニフレックスの「ピローグランデ」だと3年間の保証がついているので、3年間は大丈夫ということでしょう。
買い替えどきの目安としては、思いっきり半分に折り曲げてみて、戻り方が遅かったりちゃんと戻らなかったら寿命です。

・羽根(寿命1〜3年)

ふんわり感がなくなってボリュームも減ってきたら買い替えどきです。
枕の高さそのものも低くなってくるので、わかりやすいかもしれませんね。
また羽根が袋から出てくるようになったときも買い替えどきです。

・オーダーメイド枕(寿命はさまざま)

寿命はメーカーや素材によってバラバラです。
「ロフテー」などオーダーメイド枕の場合は、寿命が4〜6年くらいが多いようですね。
「FIT LABO」は10年間の無料メンテナンスというサービスがありますが、中の素材によって寿命は違い、だいたい5〜6年の目安で素材の交換を有料で行うことになります。

 

※オーダーメイド枕の詳しい記事はこちらをご覧ください。
https://pillow.turquoiseblue.biz/pillow-to-choose/tailor-made-pillow

 

また枕の中には複合した素材の枕もあるので、寿命の判断はより難しくなります。

・熟睡できない

・首や肩などに不調が起きた

・枕の見た目が変形した

・落ちない汚れが目立ってきた

 

このどれかひとつでも当てはまったら、枕の寿命がきているかもしれないので、新しい枕の買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

寿命が過ぎた枕を使いつづけるデメリットとは

 

 

枕の寿命がきたとは気づいていても、捨てるにもお金がかかる時代ですよね。

自治体にもよりますが私の住んでいるところは数十円かかり、やはり捨てるにも私は躊躇していまいます。(貧乏性ですみません)

 

「まだ使えるんじゃない?

「もう少し使ってみようよ」

 

と悪魔の声がささやきます(笑)

ですが寿命が過ぎた枕は、柔軟性は反発力がなくなり体に合わなくなるので、当然体に何らかの影響が出てくると考えられます。

 

そして衛生面でも注意が必要です。

枕の中にはダニや雑菌、皮脂の汚れなどがどんどん蓄積されていきます。
丸洗いできる枕でも表面がキレイになれば気持ち良く使えますが、中の方に入り込んだ汚れをキレイに洗い落とすのは難しいと言われています。

枕の中の汚れや雑菌、ダニなどは目に見えないので厄介ですよね。
いや、見えたら見えたでそれは怖いことになりそうですが・・・。

 

見た目や使い心地で判断するのが難しい場合は、枕を取り替えた年月日を目につきやすいところに貼っておく、といった方法もあります。

また耐用年数が短い枕や安価な枕なら、毎年この日に交換!という日を決めておいて交換するのもいいかもしれません。

 

寿命が過ぎた枕は寝心地や衛生の面からも、使いつづけるのはやめた方が良さそうですね。

 

まとめ

 

枕は案外何も考えずに長期間使ったりしていると思います。

多少の劣化に気づいていても、すぐに取り替える必要がないのでついつい後回しになってしまいますよね。

 

でも寿命を過ぎた枕では快眠は得られません。

肩こりや腰痛なども原因は古い枕かもしれません。

ぐっすり眠れて首に負担をかけず、衛生面でも安心できるように枕は定期的に買い替えをした方が良さそうです。

 

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