寝具の西川といえば、誰もが知るメーカーですよね。
枕を買おうとネットやお店で探すと、必ず目に入ります。
西川っていうとちょっとお値段高めだけど安心できる、っていうイメージがありませんか?
ところが「西川」といってもいろいろな「西川」が存在するのをご存知でしょうか。
例えばマットレスで有名な「エアー」は東京西川のブランドです。
そしてオーダーメイドまくら「FIT LABO」は西川リビングのブランドになります。
私はぜ〜んぶ同じ企業が作っているものとばかり思っていたので、改めてどこの西川の製品かなんて気にしたこともありませんでした。
だいたいロゴマーク、全部似てますからね。
なので、同じ西川でもどんなブランドがあって、どんな枕があるのかを調べてみることにしました。
お高いイメージのある西川の枕は本当に寝心地がいいのでしょうか?
西川グループとは
グループ企業の多い西川産業ですが、寝具だけでいうと製造と卸をしている会社と販売をしている会社に分けられます。
製造と卸をしているのはこの4つの会社です。
・東京西川
・西川リビング
・京都西川
・昭和西川
そして小売をしている販売会社がこの2つになります。
・日本橋西川
・心斎橋西川
なのでネットで枕を購入する場合に関係があるのが、製造と卸の4社ということです。
この4つの企業は製造工場なども違うので、全く違った製品を製造しているといっていいでしょう。
同じ西川がついていて、ややこしいですよね(笑)
そのためか、それぞれ広告塔にマツコデラックスさんやサッカー選手のネイマールなどをおき、差別化を図っています。
ではそれぞれどんな枕を製造しているのでしょうかー?
西川のブランドごとの特徴について
まずはそれぞれどんな企業なのかをサクッとご紹介します。
・東京西川
創業は1566年。西川産業ともいい、西川ブランドの中では最も大きな会社です。
エアーでお馴染みですが、長い歴史の中で海外を含むいろいろな企業と提携して眠りについて研究を重ねています。
枕へのこだわりとして、基本的には真ん中がくぼんで両サイドを高めにしているそうです。
この方が横向き、仰向けどちらにも合わせやすいそうですね。
東京西川の製品では、洗濯機で丸洗いできる”スリープサイエンス”を使ったことがありますが、思った以上に早く中のパイプが潰れてしまいました。
高さも調整はできますが、どうやっても今ひとつしっくりこなくてがっかりしたことを思い出します。
・西川リビング
もともとは大阪西川といい、創業は東京西川と同じ1566年です。
オーダーメイドまくら「FIT LABO」はここのブランドで、オーストラリアに専用の羊牧場を開設し、オーストラリア羊毛の寝具を開発しています。
ホテルのようなフワッフワの枕を使ってみたくて、”やわらかリッチ枕”というのを使ったことがありますが、1年ともちませんでした。
今度西川リビングの枕を買うなら、羊毛を使ったものを試してみたいです。
・京都西川
何とこちらも同じ1566年の創業、3社とも同じ創業なんですね。
「ローズシリーズ」は京都西川の製品です。
枕へのこだわりは、立ったままの姿勢を保つことです。
仰向けでは首にシワがよらず、横向きでは背骨がまっすぐになる状態になるのが理想で、体圧バランスにこだわったものや、細かく首にフィットする枕を製造しています。
・昭和西川
昭和西川のみ新しい企業で、創業は1942年です。
こう見ると昭和西川のみ別のグループといったところでしょうか。
メインはマツコデラックスさんでお馴染みの”ムアツふとん”です。
もちろん枕もあり枕売り場に行く度に、マツコデラックスさんの前を素通りできずに見入ってしまいます(笑)
このように、どのブランドも独自の開発でそれぞれこだわった製品を製造しています。
では実際に販売されている代表的な枕をご紹介しましょう。
実際にどんな枕を販売している?
今発売されている代表的な枕をいくつかご紹介します。
それぞれの特徴を生かした枕を販売していますよ♪
※価格は全て税別です。
東京西川
・エアー4Dピロー 価格18,000円
ご存知エアーの枕です。
4分割になっていてそれぞれ高さの調節ができ、中央が凹んだ形状になっています。
”最新のメカニズムで頭部を支える”がキャッチコピーだけあって中の構造も複雑です。
さすがいろいろな企業と提携してるだけあります!
ただ枕にこれほど進化が必要なの?と疑問に思ってしまいました・・・。
他には医学博士と共同開発したものや、ソロテックスわたという特殊な素材を使ったものなど、とにかく他では見たこともないような素材や構造が多いです。
お値段もそれなりですが・・・。
かなり進化した枕を多く開発しています。
西川リビング
・ベーシックシリーズ 価格5,000円
自分で調整するじぶんまくらです。
中の素材を4種類から選び、高さも自分で調整することができます。
独自の羊牧場があるほど、綿にこだわったているので、ここは綿が素材のYawaRakuを試してみたいです!
でも私の場合、やっぱり自分で調整するのは面倒だったりします(笑)
西川リビングは抱き枕や手作りできるキッズまくらなど、ユニークなものがあるのが特徴です。
そしてグループ内では割とリーズナブルな製品が多く、庶民的なイメージがあります。
京都西川
・ローズチューンピロー 価格23,000円
京都西川のこだわりといえば「体圧バランス」です。
この枕は人間工学に基づいて三層構造になっています。
中の詰め物をいろいろ組み合わせて、高さや固さを調整できるようになっていますが、私はます「面倒!」と思ってしまいました(笑)すみません、大雑把な性格なもので・・・。
じっくり自分好みに調節したい方にはオススメしたいですね。
「指圧の心は母ごころ〜」っていうキャッチフレーズ、若い方は当然ご存知ないと思いますが、当時ブームとなった浪越指圧のセルフ指圧を取り入れたものや、茶カテキンや炭などといったものを素材にしていて、ほとんど高さ調整が可能です。
このような大胆なアイディアは京都西川ならではですね!
私は決して嫌いではありません。
というか指圧の枕、使っていました。
残念ながら効果はよくわかりませんでしたが・・・。
昭和西川
・ムアツまくら ベーシックタイプ 価格5,000円
私が今最も興味があるのがこのムアツです!
だって無圧ですよ、無重力ってことですよね。
浮いている感じがするのかと思うとワクワクしちゃいます♪
素材は特殊ウレタンフォームとサイドにパイプを使っていて、これも高さの調整ができます。
ムアツシリーズの他には快眠セラピストとのコラボ商品や、ハウスダストの働きを抑える枕なんかもあります。
昭和西川の枕は使った記憶がないので、買うならやっぱり「ムアツ」かな〜って思っています。
それぞれが独自の開発ですごい枕を開発しています!
あとはインスピレーションとお値段で選ぶしかなさそうです。
意外とリーズナブルな枕も結構ありますよ♪
ブランドは4つありますが、私の結論は「こだわらなくて良い!」です。
それぞれみんないい仕事をしているので、あとは自分に合う枕に出会えるかどうかです。
購入するときには慎重に選んでくださいね!
まとめ
西川の枕の共通点は高さの調整ができる枕が多いということです。
長い歴史を持つ企業のたどり着いた答えは「高さ」ということなのかもしれませんね。
質のいい眠りを追求するなら、高さの調整くらい面倒がらずにやりなさい!と叱られたような気がします(笑)
さて、西川の枕は本当に良いのかー?
これだけの歴史と開発力、本当に良いものを作っていると私は思います!
ただし、自分に合うかどうかは使ってみないとわかりません。
次に枕を買うときには、西川の製品も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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