肩こりから始まった私の枕探しの旅ですが、枕の素材についても知ることが大事だと気付きました。
なぜなら、肩こりと枕の関係に欠かせないのが枕の高さだからです。
枕の素材によっては大きく沈むものや全く沈まないものがあり、沈みぐあいによっても枕の高さは大きく変わってしまいます。
低反発やパイプなど、枕の素材にはどんな種類があってどんな特徴があるのか、今回は枕の硬さで比較してみました。
また気になるダニ対策として枕の洗濯についても少し触れております。
素材の特徴を理解して、より自分に合った枕を選んでくださいね♪
硬い枕が良い!沈まない枕の素材とは
硬い枕の良いところは寝返りがしやすい点です。
柔らかい枕の場合は頭が沈んでしまうので寝返りがしにくい状態になりますが、硬い枕は寝返りがしやすく寝返りをすることで体の圧力が分散され、快眠しやすい状態になります。
枕の高さも統一されるので、自分に合った高さを選ぶことができれば最強の枕になりそうですね。
ですが頭と枕の接点が小さいため安定せず、自分に合わない高さを選んでしまうと、首の筋肉に負担をかけてしまいます。
硬い枕は高さを慎重に選ばないと天国か地獄か、ということになりそうですね。
では硬い枕の素材にはどんなものがあるのでしょうか。
・パイプ素材(寿命3〜5年)
ストローを切ったような、プラスチック素材の枕です。
穴の空いたプラスチックが素材なので、通気性は良いですが吸湿性はありません。
丸洗いできるものが多いので、洗濯したい人にとっては嬉しい枕です。
私は東京西川の「首にやさしい枕」を使っていましたが、首のあたりが固定されて身動きがとりにくい感じがしました。
でも洗えて乾きも早いので清潔感はバッチリです。
多少音はしますがそばがらに比べると気になりません。
・そばがら(寿命1年)
そばの実の殻を乾燥させたものです。
吸湿性と放湿性があり、ひんやりさせる効果もあります。
難点はそばアレルギーの人は使えないことと、そばがらが潰れて粉が出たりすることです。
また、小さな虫が湧くこともあり、私も虫が怖くて天気の良い日は毎日天日干ししていました。
でも結局音がうるさくて使うのをやめてしまいましたが・・・。
適度に中で素材が動くので、寝心地は良かったです。
・ひのき素材(寿命1〜3年)
天然のひのきのやさしい香りが心地よい眠りへ導いてくれますが、香りの効果はだいたい半年くらいまでです。
デメリットは木が擦れて粉が出ることと、湿気をふくみやすいことですが、殺菌性や消臭、脱臭効果もあるので清潔面では安心です。
粉を定期的に払い落とす必要があるので、それがちょっと面倒かもしれません。
私は使ったことがありませんが、適度に流動性もあり使い心地はよさそうですね♪
ひのき効果によるマイナスイオンに包まれて眠れるのは魅力的です。
・コルマビーズ(寿命4〜5年)
小さく軽量のコルマビーズは通気性や放熱性、それに流動性にも優れているので清潔さは抜群です。
流動性もあり頭の位置を自然な状態に保つことができますが、安定しにくいと感じる人もいます。
音は出ますが、さほど気になりません。
どんどん復元力がなくなり、元の形が維持できなくなるので、枕が低くなったな、と思ったら買い替えどきです。
硬い枕をご紹介させて頂きましたが、気になる枕はありましたか?
そばがらやひのきのような天然素材は寿命が短いのが残念なところですね。
フワフワ枕が大好き!柔らかい枕の素材とは
柔らかい枕の良いところは、頭を乗せたときの幸福感でしょうか。
雲の上で寝ているような包み込まれる感覚は、それだけでも熟睡できそうですよね。
また頭の重さが吸収されるので、首や肩の負担も軽減されます。
ですが、頭が沈み過ぎてしまうと今度は寝返りがしにくくなるのがデメリットです。
柔らかすぎても首が安定せず、後頭部が下がりすぎると寝姿勢も崩れてしまいます。
柔らかい枕を使うときは、沈み具合が自分に合うかどうかが大事です。
それぞれどんな特徴があるのでしょうか?
・ポリエステルわた(寿命1〜3年)
ポリエステルをわた状にした柔らかな感触が特徴の素材です。
ふんわりとしていて弾力性がありますが、使ううちにその弾力性がなくなってくるので、枕が低くなっていきます。
また吸湿性が低いので蒸れやすいのもデメリットですね。
ホコリがたまりやすいですが、洗濯できるので問題ありません。
弾力性があるので、高さに関してはさほど神経質にならなくてもいいと思います。
・低反発ウレタン(寿命1〜3年)
ポリウレタンを発泡したものが素材になります。
頭と首にフィットして体圧を分散させてくれますが、通気性がなく夏場は暑く感じるかもしれません。
体に合わせて枕がフィットするので自分で高さを調節する必要がありません。
私は替え時がきたことに気づかず、長いこと使ってしまって肩こりを起こしてしまいました。
モチモチっとした感じがなくなって弾力が失われたら替え時です。
ウレタンの目が細かい良質な枕を選んだほうが長持ちします。
・羽根(寿命1〜3年)
水鳥の羽毛が素材で、羽軸が多いフェザーが枕に使われることが多いようです。
独特のふんわり感が特徴で、吸湿性や放湿性は抜群です。
柔らかすぎて安定が悪いのと、寝返りしづらいのがデメリットですが、柔軟性があるので体にフィットして心地よい眠りを誘ってくることでしょう。
羽根枕は私も随分昔に使いましたが、1年も経たないうちにへたってしまい、それ以来使っていません。
とても寝心地が良かったと記憶しています。
・極小ビーズ(寿命1〜5年)
とても小さな発泡ビーズを使った枕で、形が自在に変化して触り心地も良いのが特徴です。
ですが変化しすぎて安定感が今ひとつ、また熱がこもりやすいのも良くないところです。
代表的なのが大ヒット商品、キング枕の「王様の夢枕」ですね。
極小ビーズの「みんなの夢枕」を使ったことがありますが、実際寝てみるとどうも安定しません。
枕にはもう少ししっかりした素材のほうが良さそうな気がします。
柔らかい枕は寿命を見極めるのが大事です!
柔軟性や反発性がなくなった枕は肩こりや腰痛を引き起こす原因になるので、枕が小さくなったかな?と思ったら交換することをオススメします。
やっぱり気になるダニ対策、洗濯できる枕の素材とは
枕で多くの方が気にしているのがダニやカビですよね。
特にダニは目に見えないものなので、洗濯できる枕が最優先!っていう方も多いと思います。
そんな方ができれば避けたい「洗えない枕」は一般的にはこんな枕です。
・低反発ウレタン
・そばがら
・羽根
・スノー低反発
・極小ビーズ
・ひのき
テンピュールも種類によっては洗える枕も登場しているので、全てが洗えないわけではありません。
一般的には洗えない素材ということでご理解ください。
次に一般的に「洗える枕」です。
洗える素材であっても洗えない枕や、逆のパターンもあります。
洗濯タグを確認してから洗うようにしてくださいね。
・パイプストロー
・コルマビーズ
・ポリエステルわた
プラスチック製の素材は洗えるものが多いです。
ただし、素材が細かいのでチャックをしっかり閉じておかないと、素材が洗濯機の中にばら撒かれてしまう、という想像するのも恐ろしい事態になりかねません。
洗う際にはチャックやほつれなどをしっかり確認してください。
汚れた部分だけ洗う場合は、洗面台や浴槽などに中性洗剤を溶かしたお湯を入れ、汚れた部分だけ手やスポンジなどで優しく洗い、流水でしっかりすすいでください。
洗濯機を使う場合は、手洗いやドライなど優しいコースを選択します。
洗い終わったら中の素材が偏らないように均一に手で叩いてならします。
脱水機をかけるのが心配な場合は、バスタオルなどで包んで全体を押して水分を取り除いてください。
天日干しか陰干しかは洗濯タグを確認しましょう。
枕は厚みがあるので乾くまで時間がかかります。
天気のいい乾燥した日に洗うようにしてくださいね。
まとめ
やっぱり枕は硬すぎても柔らかすぎてもダメ、ということかもしれませんね。
硬すぎると合う高さを探すのが大変だし、柔らかすぎると沈んでしまうので枕の高さが低くなりすぎたり、首が安定しません。
ある程度の柔軟性と頭を固定できる硬さは欲しいものですね。
私は高さを調節できるパイプ枕を使ったことがありますが、一度合わないと思うとなにをどうやっても合いません(笑)
そのうち調節するのも面倒になり、使うのをやめてしまいました。
今考えると枕が硬すぎたのかもしれません。
また一から枕探し、始めます♪
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